白鳳堂季刊誌ふでばこ41號が本日発売となりました。
私は甲斐美都里さんの「ここ掘れニャンニャン」にてイラストを描かせていただいております。
今回のテーマは「庭」。
是非お手にとってご覧ください。
大変残念なのですが、ふでばこは今回でお仕舞いとなりました。
最後のイラストは、ちょっと世相を描きつつ、ふでばこのお別れ会をしているところです。
少し私とふでばこのお話を・・・。
熊本に移って間もない頃、私は某美術予備校で働いていました。
その時の同僚の先生が、このふでばこの大ファンだったのです。
ふでばこは2004年の創刊ですが、創刊当初から読まれていたようでした。
道具を丁寧に取材・紹介されていて、こんなに素晴らしい本があるなんてと感動しました。
写真も、文章も、デザインも、紙質も・・・本当にどれも他とは違う美しさと魅力があってすっかり私もこの本の魅力にハマりました。
何より、こんなにも暮らしと道具について丁寧に紹介された本は初めてでした。
そしてその後ご縁あって、2009年、甲斐美都里さんからお声がけいただき
私は甲斐さんの文章に挿絵を描かせていただけることに。
(「あのふでばこで!?」とどれだけ興奮したか分かりません・・・)
甲斐さんの文章は毎回面白くて、そこから想像して描く猫たちのイラストも楽しくて仕方ありませんでした。
かなり自由に(好き勝手に?)描かせてもらったなぁと思います(^^;)
毎回任せていただけたこと、本当に嬉しかったです。
こんなに素晴らしいお仕事も、気づいたら12年!!
本当にあっという間でした。
実は最初勘違いしていて4回で終わりだと思い込んでいたんです。
こんなに描かせてもらえて、幸せ以外ありません。
本当に私の宝物です。
編集部のYさん、Kさんには本当にお世話になりました。
甲斐さんのおかげで、素晴らしいご縁を繋いでいただきました。
長い間、お世話になりました。有難うございました。
そしてふでばこを手にとってくださった皆様、
誠に有難うございました。