随分久しぶりの投稿です。
しかも今回は制作でも展示案内でもなく
化石採集
のお話(笑)
左上から時計回りに
● セルコマイアの一種(二枚貝)
● セルコマイア 裏側
● 植物化石(木の枝?)
● 化石ではない結晶化したもの
● ゴショライア
● プテロトリゴニア プスチュローサ(二枚貝)
が、今回自分で発掘した化石たち。
昨日(9/12 土)天草は御所浦に初めて行ってきました。
目的は化石採集です。
天草御所浦は中生代白亜紀と新生代古第三紀の地層などが分布し
恐竜や哺乳類などの脊椎動物や
貝やアンモナイトの化石など多種多様な化石が産出しているそうです。
先日たまたまSNSに流れてきた広告で
御所浦ではガイドさんと一緒に、クルージングと化石採集がセットになったツアーがあると知り
居ても立っても居られなくなり問い合わせ。
予約も可能で即振り込み&海上タクシーの予約などを済ませ、なんとか今回行けることになりました。
ちなみに今年はコロナの関係で熊本県民限定。
クルージングも、一艘に1グループ限定のかなり贅沢内容の運行です。
朝から大雨で、船が出るのかも心配な波の高さでしたが・・・
なんとか水俣港より海上タクシーは出港。
御所浦に着く頃は波は高めだったものの、小雨になってきました。
島の西側から船に乗り込み、東側に回り込んで行きます。
約1億年前海だった場所が隆起した所。
採石場の跡地には白亜紀の地層がはっきりと見える場所などあり、
その景色は圧倒されます。
採石場で船から降ろしてもらい再上陸。
少し歩くともう化石があちこちで目視できるほどに沢山見つかり驚いてしまいます。
御所浦の弁天島という小さな島で初めて恐竜の足跡の化石が発見され、
次いで京泊という所で初めて恐竜化石が発見されました。
他の島でも化石が続々と見つかっているのだとか。
中でも貝の化石が豊富で、御所浦の名前が付いている「ゴショライア」もあります。
2~30分くらいで、結構見つかるので感動でした。
(1枚目の写真が私が採取した化石たち(右下は厳密にいうと化石ではないのですが綺麗なので持ち帰りました))
何よりその膨大な時間が詰まった層や化石を間近にすると
タイムトラベルをしているような感覚になったり
凝縮された時間を手の平の上に載せられるなんて・・・と
なんとも言えない感慨深い気持ちになります。
船は島を一周して元の御所浦港へ。ここで解散です。
お昼の後、港のすぐそばにある白亜紀資料館を訪ね
様々な化石資料を見てきました。
タイミングが良ければクリーニング作業を見ることも出来るそうです。
白亜紀資料館でも申し込みをすると徒歩数分の場所で化石採集体験が出来ます。
ここで見つけた化石は、職員の方が資料館で鑑定してくださいます。(一人3個まで)
「おっ、珍しいですね~」「これは綺麗な状態で出ましたね~」などと言われて調子に乗ってニヤつく私。
複数の貝の化石と植物の化石を見つけました。
また是非訪れたいです。
ご興味のある方は是非こちらのサイトから。
今月いっぱいですよー。