仏画

広島にあります寺院よりご依頼を受け、仏画を制作しました。

寺院の経営する幼稚園の改修に伴い、新園舎に飾る仏画のご依頼です。

 

私は『山越阿弥陀図』を描きました。

これは臨終しようとする信仰者の前に、浄土から阿弥陀三尊が迎えに来た場面です

自分が山越阿弥陀図を見た際の印象から、発展してイメージを膨らませました。

最期を想像するとときに恐くなります。

恐怖、痛み、孤独、苦しみ、、そういう見えない世界、死に対する負のイメージも、

その先にいらっしゃる阿弥陀三尊の温かく優しい眼差しやお姿を思うと

癒され救われるのではないか、

また山の向こうから現れる三尊の姿が信仰者にとって

自然との自分とその先の世界との一体感を覚え境を忘れる様に感じるのではないか。

そんな風に思い描きました。

 

生死のお話は幼稚園児には難しい事かも知れませんが・・・

(というか自分自身にも難しい話ですが・・・)

何かのきっかけになればなと思います。

 

 

締切ギリギリの朝迄描いて、即梱包だった為

写真をちゃんと撮る時間がありませんでした。。(涙)

携帯カメラの画像のみ、です(T^T)

 

 

I had received a request of Buddhist paintings from the temple in Hiroshima.


I painted picture of "Yamagoe Amida Zu /  also read Yamagoshi Amida Zu" .

Literally Amida Buddha  coming over the mountains.



The belief of Amida Nyoraiif someone believes in Amida Nyorai, 

he will come and guide the person to the heavens (Saiho Gokuraku Jodo) at the time of death.


The painting of Amida Nyorai accompanied by his heavenly retinue bodhisattvas and other heavenly beings.

 

I forgot take a picture of this artworks...

so really bad image quality (T^T)

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コメント: 2
  • #1

    ひろぬま (水曜日, 29 7月 2015 01:02)

    これですね。いいですね!!

    「祈り」を思い出しました。「祈り」はまさにこの世からの祈りでしたが,これは,浄土からの救いですね。よく見る安定した阿弥陀仏ではなく,全体がブルー系で,人間の悩みや不安を感じて一緒に悩んでくれる最高レベルの魂のような感じを受けます。特に光背を囲む青がいいですね,そして,その光背の中にある阿弥陀様と二人の菩薩様の表情が,いいですね,引き込まれながら癒される不思議なパワーを感じます。

    いやいや,いつもながら,参りました。

    実現は無理でしょうが,「祈り」とこの「阿弥陀三尊」が並んでいる空間があったら行きたいですね。

  • #2

    nana (水曜日, 29 7月 2015 22:39)

    ひろぬま様
    嬉しいコメント有難うございます!
    『祈り』覚えていて下さったのですね(>_<)私自身懐かしいです・・・。

    私も今回描いていて何だか妙に緊張してしまったというか、思わず祈りたくなる様な時が何度もありました・・・。
    祈りの対象を描くという行為が初めてのことなので少し緊張もありましたが、受け入れてもらえたら嬉しいなぁと思っております。

    今回色々調べていくなかで、仏画など宗教画も少し興味が湧いて来ました。
    描いてみたい作品がひとつ浮かんだので、また落ち着いた時に制作してみたいと思います。