Firenze3日目一番最初は、Palazzo Medici Riccardiに。
メディチ家のコジモ・イル・ヴェッキオが建築家ミケロッツォに発注し、1444年から1482年の間に建築されたそうです。
コジモ・イル・ヴェッキオからコジモI世(トスカーナ大公)の時代までメディチ家の住居として利用され、その後にリッカルディ家へと売り渡されたので、現在では両家の名をとってこう呼ばれているのだとか。
ここにはFillipo Lippiの聖母子像の絵があります。
ここでふと気になったのは、絵の配置のされ方がやたら壁から離れている事。
裏に回ってみましたらば・・・
なんと!この絵の裏にも、Fillipo Lippiのスケッチがあるんです!
多少剥落があるものの、これは是非ご覧頂きたいです。
次に向かったのはMuseo Nazionale del Bargello(バルジェッロ国立博物館)です。
ここはミケランジェロ、ドナテッロなどの作品が多くあります。
美術系の方なら、幾度となく描いたでしょう、
ジョルジョ像、ブルータス像のオリジナルがあります。
オリジナルに出逢えた感動と共に、見ているだけで高校〜浪人時代に上手く行かず泣きながら描いたという記憶が、走馬灯の様に駆け巡ります(笑)
実は私、ずっとこの博物館の場所を勘違いしていて、初日に行く筈が随分遅れての入場でした。三度目の正直で(つまり二日目も間違えていたのですw)ようやく入る事が出来ました・・・。
ここは夏期以外は開館時間がかなり短いですので、ご注意下さいませ。
このあと、もう一度最後にどうしても会いたくて、、
Basillica S.Spiritoに。
Fillipino Lippiの作品を観に行ってきました。
そして少し歩いてCappella Brancacciに。
ここはAさんオススメの教会で、初日に行ったらお休みだったのでリベンジ。
その日は美術学校の生徒達が一生懸命スケッチしていました。
一緒に鑑賞しましたが、フレスコ画がとても素晴らしかったです。
マゾリーノ、マザッチョ、フィリッピーノ・リッピという3人のルネサンスの巨匠が制作に携わったそう。
こちらも入れる時間が限られていますが、オススメの場所です(^^)
教会の後で別の美術館にも行ったのですが、あまり良く無かったので(個人的に)、ご紹介は割愛させて頂きます(笑)
一旦ホテルに戻り、重くなった画集その他を日本に送るべく、箱詰め。
箱は前日Aさんに教えて貰い、買ってきました。自分で組み立てるタイプです。
送り方は必要書類に記入して、写真真ん中の機械のボタンを押して、整理券をとります。
あとはただひたすら自分の番が来るのを待ちます(笑)
英語通じるかなぁー?なんて考えつつ、一応イタリア語の本も持って行ってみましたが、何とか大丈夫でした。
年配の女性の対応で、スムースに進んだと思って安心していたら、イキナリ荷物を床にどーんと投げるのでビックリしました。
厭な予感がしたので、壊れ易いものは入れませんでしたが・・正解(T∇T)
国が違えば・・・荷物の取扱いも違う。
頭では分かっていましたが、実際現場みると結構驚きますね(笑)
この日の最後はSpedale degli Innocentiに。
ブルネレスキ設計の、孤児養育院として使われていた建物です。
混んでいるかと思いきや、かなり空いていてゆっくり回れました。
ここは2階が小さな美術館になっていて、ボッティチェリの「聖母子」やギルランダイオ、フィリッポ・リッピなどの絵画が鑑賞できます。
個人的にはここはリッピより、ボッティチェッリの作品が好きでした。
この二人の作品は壁を隔てて丁度背中合わせの様に配されています。
ここを出る頃には少し日も傾き始めてきたので、再びホテルに戻りました。
この日の夜は、AさんとパートナーLさんと三人でFirenzeでの最後の晩餐を楽しみました☆
考えてみたら、貧乏一人旅行。まともな(笑)晩ご飯、この日が最初だったかも知れません。。(^-^;)
翌日はFirenzeからかなり離れた街に行く為、ゆっくり食事を出来るのはこの日が最後だったのです。
Lさんは体調があまり良く無い中、わざわざ出て来てくれました。
色々お話し出来て、沢山笑って、とても楽しい夕飯でした。
Aさん、Lさん、次は熊本に遊びに来て下さいね!
色々有難うございました!!
ゆっくり時間を取ったつもりでも、全然足りなかったFirenze。
また御縁があります様に。。
この翌日は、別の世界遺産の街へ。
その記事はここではご紹介しませんが、とても素晴らしい場所でした。
なんと翌日からストが始まり、電車はストップ。
翌日はバス移動だったので、運が良かったです。一日また歩きまくって、景色を堪能してきました。
さあ、いよいよ次の都市、ヴェネツィアです(^^)b
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ナビン (月曜日, 29 10月 2012 06:39)
おはようございます。
本当にアート三昧ですねー!
ひとり旅、いいですね。
僕もひとりで旅行に出た時の方が、
のちのち吸収したものは多かったような気がします。
言葉が思うように通じず、不安と発見と感動の連続‼
ローマ、フィレンツェ、チンクェテッレ ‼ ベネチア楽しみにしてますー ‼
nanamonda (月曜日, 29 10月 2012 11:46)
ナビンさん
Firenzeを回れるのはこの日が最後でしたので、結構回りましたね(^-^;)
実は他にもご紹介したい美術館があったのですが・・長くなりそうなので割愛しました(X_X)ノ
私も何度か欧州に行きましたが、圧倒的に一人の方が多いです。
その方が緊張感もあって自分で色々調べますし、アンテナも張ってるので色々と目につきやすいのかも?なんて考えています。
もともとツアー嫌いというのもあるかもですがσ(^-^;)
誰かと一緒に行く素晴らしさも、勿論ありますけどね(^^)b
ひろぬま (木曜日, 01 11月 2012 20:14)
フィレンツェ3日目ですね。初めは例のパラッツォですね。この建物はNHKテレビや美術の本で,何度か見ました。三層三様の外壁で,ユニークですが,重いですね。でも中庭はいいですね。
ここにも父リッピの聖母子があるんですね。でも,この聖母の表情は今一ですね。ただ,裏のスケッチは見たいですね。
バルジェロ国立博物館は彫像の館なんですね。ドナテッロの『ダヴィデ』もここでしたよね。
涙の走馬灯が駆け巡りましたか。
Basillica S.Spiritoの子リッピの作品を見に行く気持ちは解りますね。次のブランカッチ礼拝堂の彼の作品とはだいぶ違う魅力がありますよね。
ブランカッチ礼拝堂の壁画は画集などでもよく見ます。ただ,マザッチォの部分はよく紹介されていますが,子リッピの部分はあまり紹介されないのが残念です。
ブルネレスキの孤児養育院は,NHKテレビや写真集などでも見ましたが,軽やかなアーチはいいですね。父リッピとボッティチェッリの両方があるんですか。
最後の晩餐は美味しそうですね。なによりでした。
ヴェネチアたのしみです。
nanamonda (土曜日, 03 11月 2012 18:06)
☆ひろぬまさま
3日目は、兎に角行きたい所をしぼりまして(それでも回りきれませんでしたが・・・)、念入りにスケジュールを立てました(^-^;)
本当にどこも素晴らしい作品ばかりで感動でしたが、Fillipo Lippiの聖母子の絵、そして裏のスケッチには震えました。
バルジェッロ国立博物館もようやく行けましたが、仰る通りドナテッロの作品も多く、贅沢な空間にしばし時を忘れて魅入ってしまいました。
何作か見たかった作品が修復中か貸出中かで見れず、『これはまたここに来て見なさい』という事かしら、なんて勝手&前向きに捉えた次第です(笑)
フィレンツェは素晴らしい美術品の宝庫です。どれだけ見ても飽きませんし、時間がどれだけあっても足りません・・・。
私は殆ど詰め込みの予習でしたが、色々とご存知のひろぬまさまが実際にご覧になったら感動もまた大きいでしょうね(^^)
この旅の最中は兎に角美術館優先で、まともにお昼を食べた日は皆無でしたので、ご飯がとても嬉しかったです(笑)
次はヴェネツィア派絵画を見て来たのでまたご紹介致しますね(^^)ノ