◀Sienaの次に向かったのは、San Gimgnano(サン・ジミニャーノ)という街。美しい塔が立ち並び、中世のマンハッタンと呼ばれています。
ここは中世の時代サフランの貿易で莫大な富を得ました。塔は都市内での権力争いの名残で、権力者がこぞって高い塔を建てたため、とうとう都市国家政府が塔の高さを制限する事にしたとか。
南北1km程の小さな街に、多いときで72の塔が建っていたそうです(現在は14のみ)。1990年に世界遺産に登録されました。
以前の日記にも少し書いたのですが、ポポロ宮殿に市立美術館があり、そこに私の大好きなFilippino Lippiの受胎告知があります。
もう一人、気になっていた作家Pietro Torrigianoの作品も見る事が出来ます。
美術館自体は凄く小さいですが、個人的には大満足でした。
そして美術館に入れば、そのまま上の塔を登る事が出来ます。
トスカーナの景色を一望出来るので、少々キツい思いをしますがオススメです!
美術館を後にして、メインストリート沿いのお土産屋さんを覗きました。
トスカーナ地方の焼物は独特の絵付けでとても可愛らしい物が多いのです。
焼物屋さんをメインに何店舗か回りました。
色鮮やかで大胆なデザインの絵付けは凄く面白く、今後の絵付けの参考に、と幾つか求めました。
今回の旅では図録や本は勿論の事、焼物を結構買ってしまいました(^-^;)
額自体は然程でもないのですが、やはり重さが・・・(汗)空港でスーツケースを量るとき、それはもうドキドキでした(笑)
トスカーナ地方の景色はとても好きです。
どこか熊本に近いものを感じます。
そしてこの地方独特の糸杉も、形がとても可愛らしくて好きです。
お天気にも恵まれ、とても良い一日でした。
ここも、またゆっくり行きたいものです。
次からようやくFirenzeの美術館に入ります(笑)
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ひろぬま (土曜日, 08 9月 2012 00:17)
塔は見ごたえがありますね。しかし,何といってもトスカーナの風景ですよね。映画などでも観てますが,静かなのに浮き立ってしまう感じですね。しかも,フィレンツェやシエナの周りがこの風景なんですよね,なんとも感動的に贅沢。
フィリッポ・リッピの「受胎告知」はここにあるんですか。彼が描く顔は,ジョットのなごりのある独特の顔で,体に動きもあって,落ち着く前の元気いっぱいルネサンスという感じで,好きですね。
次は,いよいよフィレンツェですか。楽しみです。
nanamonda (土曜日, 08 9月 2012 10:24)
☆ひろぬまさま
RomaのBasilica di Santa Maria Sopra Minervaという所にもフィリッピーノ・リッピの『受胎告知』がありますが、ここSan Gimignanoの受胎告知は円形で、マリアと天使がそれぞれ別に描かれており、とても珍しかったです(^-^)
塔は・・・高い所が少し苦手でして、下が透けて見える階段を登るのは少々恐怖でしたが本当に素晴らしい景色でした!
現在の14でも多いなぁと思うのですが、割と小さい街に昔は70以上もあったなんて驚きでした。(南北で1km位です。)
そして少し街を離れたらこんなに自然豊かなのですから驚いてしまいます。
ひろぬま (土曜日, 08 9月 2012 23:54)
Filippino Lippi フィリピーノ・リッピですね。フィリッポ・リッピと読んでしまいました。すいません。息子のフィリピーノの方ですね。彼のマニエリズ風の作品は画集などで見たことがありますが。『受胎告知』は見たことがありません。マリアと天使が別々というのもユニークですね。
nanamonda (日曜日, 09 9月 2012 11:26)
☆ひろぬまさま
リッピ親子の作品は本当に大好きでして、フィレンツェはリッピ親子中心にまわったと言っても過言ではありません(それとボッティチェッリでしょうか・・・)。どちらにも素晴らしい魅力があり、とても楽しめました。
そしてようやくフィレンツェです・・・(^-^;)ゆっくりの更新ですが、どうぞお付き合いくださいませねm(_ _)m